空間
何かを感じようとするのではなく、
ただ空間の在るに任せながら歩く。
と、一斉に光の粒子が舞いはじめた。
粒子はやがて湯気のように白くさざ波立つ。
いま、ここがそのまま天国であり、
自分はハートの中にいるのだと実感する。
深夜、しんと静まり返った客室前のホールで、
コーヒーとワインを飲みながらひとり佇む。
やがて、自分が空間そのものであるように思え、
〝空間側のほうが自分〟のような気がしてきた。
あーーーー、いいなぁ~。
その感覚。
>人の名前も出てこない。
同じ、同じ。
>こういう風になってきたのは、
>兄貴の自動操縦(自分でそう呼んでいる)が始まり、
>全てを相手や事象側に委ねきるようになってからだ、
>たぶん、脳のどこかの部分の神経回路が変化し、
>左脳がうまく機能しなくなっているのだと思う。
え、そういうふうに受け取っていいの・・・
健忘症とか・・・
自分はおかしい・・・って思ってたけど。